梅原ひろみ『開けば入る』(ながらみ書房)より

梅原ひろみ『開けば入る』(ながらみ書房)は著者の第1歌集。492首の作品がおさめられています。著者は平成28年度に「心の花賞」を受賞。赴任地であるベトナムを詠んだ作品でも注目を集めています。集中より10首抄出したいと思います。

・スコールの去りてあかるむ滑走路ところどころに空をうつして
・君が嘘をいふときどんな顔だらう雨の茶畑うねりて続く
・ああ今日は楽しかつたと言ふ人と梅田の駅にすれ違ひたり
・クレーンが東の窓に三基見え浅くなりゆくサイゴンの空
・何ごとを訊けども答へぬ人なりき私はあなたの花であつたか
・ねむらむと閉ぢる日経、少子化の対策記事の一面にあり
・バンコクの街の真中ににつぽんの紀伊國屋とふ浮島はあり
・あと幾度君に逢はむかこの街の木陰の数ほど逢ひたし君に
・につぽんに帰るか我は 雨を吸ふ影を探して夕べ踏みゆく
・鈴の音を揺らしてロバは駆けてくる鍬と農婦と夕暮れを牽き














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